アンチエイジング|肝斑(かんぱん)原因と治療・対策

外科的アプローチ ― 肝斑(かんぱん)の原因 ―

シミ取り用レーザー治療は、ご紹介しましたが、同じジャンルの症状。また、原因も酷似している「肝斑(かんぱん)」というものがあります。

昔は肝臓が悪いと出現するシミと考えられていたため、「肝斑」という名前がついたと言う説と、「肝斑」の色が肝臓の色に似ているので「肝斑」と名づけられたと言う説がありますが、筆者はどちらかははっきり分かりません。

前者でも後者でも、名付けの説については肝臓と無関係が証明されたあとも、“肝”の名前が残ったものと考えられます。

さて、お読みになっている方もご存知かと思いますが、30歳代から40歳代の女性に多く発生するシミです。

これは分かりやすい原因の一つに、女性ホルモンが挙げられます。

女性ホルモンの黄体ホルモンで、「プロゲステロン」と言われます。

妊娠に備えた準備を子宮にしたり、月経サイクルのや、妊娠を維持する働きがあります。

その他にも、利尿作用や血糖値や体脂肪を減らす役割を担い、他ホルモンのバランスをとる役目まで持っています。

妊娠中や、ピル服用中に肝斑が出現するのは、「プロゲステロン」の分泌が減ったりバランスが崩れてしまうからです。

「プロゲステロン」は、他ホルモンの調整をする役割を担いますが、逆に閉経後は、その活動が低下してバランスを崩すこと自体がなくなるため、自然と肝斑が治るのです。

直接の肌ストレスも肝斑の原因と言われています。

シミの原因としてよく知られる、「メラニン」という色素で、そのメラニン色素を作るのは、表皮にある「メラノサイト」ですが、紫外線や水分、ホルモンの影響を受けて活動しています。

■お肌の老化お肌の老化

紫外線による直接の肌ストレス、メンタル的なストレスで分泌されるホルモン量の減少など、メラノサイトの活動に影響を及ぼしていることがわかっています。

つまり、シミや肝斑が出来やすくなりよう攻撃活動を活発化させてしまうのです。

(※施術前にカウンセリングを受けましょう)

【肝斑の治療と対策】

トランサミン

治療には、内服、塗付、ケミカルピーリングを行うことが一般的のようです。

内服薬では、よくトランサミンとビタミンC(市販の物でも大丈夫です)が併用されます。

トランサミンはトラネキサム酸を主成分とし、以前は止血剤や炎症防止の用途として使われていました。

最近では、肝斑の薬として漢方を希望される方もいらっしゃるようで、ご希望に合わせ処方する病院もあるようです。

ホルモンのバランスを整えてあげる作用が、漢方薬にはあるのですが、血液の流れや循環を良くし、血液を滞らせないことが、シミの改善に繋がるとされています。

 ◎トウカクジョウキトウ(桃核承気湯)

 ◎ケイシブクリョウガン(桂枝茯苓丸)

などが、血液の流れを良くする漢方薬だとされています。

血液の流れを良くし、生理不順を改善し、ホルモンバランスを整える。その結果、肝斑も改善されるという副次的な効能を期待しています。

これらは最近では、サプリメントとして、一般的に販売されています。

【肝斑治療で注意すること】

肝斑治療で注意すること

前述したように、肝斑と他のシミの治療方法は全く異なります。

厄介なことに一般のシミと肝斑を併発している女性が少なくありません。

普通のしみの下に肝斑があることに気づかず、レーザーによるしみ治療を行ってしまい、シミの色が濃くなってしまうという失敗例も実際にあるようです。

また、しわやたるみの治療のために、ポラリスなどの治療を受けてしまい、肝斑の色が濃くなってしまったという人もおられるようです。

このような場合は、施術が複数回になったり、治療が長期化する場合がありますので、ご注意ください。

普通のしみと肝斑が複合している場合は、トランサミンの服用などによって肝斑を直してから、しみのレーザー治療を行うようです。

肝斑を消すためにレーザー治療を行うことはほとんどありません。

しみの色が濃くなってしまう可能性があるからです。

しかし、クリニックによっては肝斑治療にフォトファイシャルが有効であると光治療を行うところもあります。

技術的には、かなりデリケートな治療が求められるようです。

(※施術後の肌の状態には個人差があります)

■最初に、治療を受ける前に医師とのカウンセリングをお勧めします。