エイジング

予防的アプローチ ― 肌老化のしくみ ―

加齢とともに、どなたでもお肌は老化し、そして誰もそれを阻止することはできません。
ですが、加齢に伴う老化のしくみや、その原因がわかっていると、その原因をケアすることにより、それを緩やかにしたり、ある程度その方に合った予防が可能となります。
これがエイジングケアです。
女性のみならず男性でも、お肌の老化の原因として分かっていることは、大きく分けると4つあると考えられます。

1. 加 齢

ある程度の年齢を過ぎると、徐々に新陳代謝が衰え、お肌のターンオーバーも遅くなり、真皮にあるお肌にハリや弾力を保つ役割を果たすコラーゲンなどの量が減少し、またそれを活性化させる力も衰え、色素も表皮に残りやすくなり、シミの原因にもつながります。

外的要因では、紫外線などによって傷つけられたケラチノサイトの中に、色素沈着を引き起こすメラニンなどの色素を多く持つものが現れ、シミやソバカスの原因となります。

その上、コラーゲンなどの減少で、お肌のハリや弾力、艶がなくなり、シワやたるみの原因になってしまいます。

2. 乾 燥

年齢とともにお肌の新陳代謝が衰えるだけでなく、お肌が乾燥するようになります。

表皮に存在する、体内の水分を保ち、お肌をみずみずしく保湿するための役割を担う角質層の水分が減少することが主な原因です。

乾燥すると表面に隙間が生じ、表皮の水分が逃げてしまい、水分が少ないため小ジワができやすくなってしまいます。

3. 紫外線

生活を営む上で、どんなに気をつけていても、必ず紫外線は浴びてしまいます。

紫外線をお肌に浴びることにより、メラニン色素をもったケラチノサイトが増え、シミ・ソバカスなどお肌の悩みの原因となります。

この紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、それぞれお肌に異なった悪影響を及ぼします。

UV-A

315nm〜400nmと可視光線より波長が短いため、曇っていても、その紫外線がお肌の真皮まで届いてしまいます。

そのUV-Aにより、真皮に存在するお肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンなどの重要な物質が破壊され、たるみやシワができる原因となります。

UV-B

280nm〜315nmの波長で、表皮、メラノサイトのメラニン産生を増加させる作用があり、日焼けは主にUV-Bによるもので、こちらはUV-Aより波長が短く、エネルギーが強いため、正常なケラチノサイトを傷つけてしまうことがあるため、シミなどの原因になると言われています。

4. 活性酸素

私たちのように、酸素を吸わなければ生きていけない体や、お肌の細胞などが、酸化するのはどうしても免れられません。

呼吸により体内に取り込まれ、肺から体内に吸収された酸素の一部が活性酸素に変化することが主な原因の一つです。

その活性酸素は細胞を酸化させることによりダメージを与え、お肌に重要な真皮のコラーゲンなどを硬くしてしまいます。

そのため、お肌のハリや弾力性を失わせ、老化を進行させてしまうのです。さらに、紫外線や、毎日の生活のストレス、タバコ、大気汚染、脂っぽい食事などの生活習慣環境も、活性酸素をつくる大きな原因となっています。